巻きでメモ

ハード・ソフト面でのメモとか。

Hackintoshを考慮してパーツを選ぶ

前回の記事で、Hackintoshを生かすためのハードとしてSSD/HDDとWifiカードについて書きました。
それらやThunderbolt3を使うためのパーツ構成を考えてみます。
基本的にはWindowsではsteamのゲームが快適動く、MacではAdobeソフトとCinema4DでCUDAを使用したレンダリングができ、快適に映像編集やRAW現像が出来ること、そしてWacomのCintiq Proを4Kで使えClip StudioやPhotoshopイラレを快適に使えることを目的に組みます。
要するにゲームができ、映像も作れるハイスペックPCです。 目標はiMacの最上位を超えることです。

CPU

Intel製でないとmacOSが動きません。最新のCoffee lake RefreshやCoffee lakeを選べば、動作するでしょう。私は2018年2月にWindowsで組んだので、i7-8700Kを選んでいますが、この時期ならi9-9900Kを選んでもいいと思います。i7-9800は8コアですが8スレッドなので、AdobeのCPUコア数に左右されるソフトによっては不利かもしれません。ここはベンチマークが出るまで待ちましょう。
少なくともAdobeソフトでは8700Kの6コア12スレッドはかなり早く動いてくれます。MacbookProの2016年モデルの2コア4スレッドとは比べ物にならないくらい早いです。
他にはi7-8086Kなどもありますが、CPU自体が品薄のようです。

メモリ

DDR4-2666で16GBを積みました。Windowsでゲームをする分にはいいのですが、MacでAfterEffectsを使ってると足りません。映像制作用PCでは32GB〜が基本のようです。そのうち増設をしようと思います。
一回オーバークロックを試しましたが、2900hzでPCが落ちたのでやめた方がいいかもしれません。メモリの種類にもよるとは思いますが……

マザボ

これが一番悩みどころです。
前の記事のように、変換ボードを使わないでBroadcomwifiカードを積む場合は、Intel製のwifiカードがささっているマザボを選ぶ必要があります。PCIeにさすタイプのを使うなら気にしなくて大丈夫です。
後述しますが、Cintiq Pro 16を繋ぎたかったので、Thunderbolt3を増設するカードを買いました。そのカードはマザボにThunderboltの端子がないと使えません。調べれば出てくると思います。
私はそれらの機能などを考慮して、ASRockのz370 taichiを選びました。

ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Taichi

ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Taichi

  • 発売日: 2017/11/02
  • メディア: Personal Computers

GPU

PUBGが快適にプレイできるようにと、1070tiを買いました。
自分がPCを組んだ時期はマイニング需要でグラボが枯渇していた時期で、ほぼ全てのハイエンドグラボの在庫がなかったところ、なんとか一枚入荷した1070tiを買った、という事情がありました。現在は安定して在庫があるので、1070tiと言わず1080や1080tiを買えばいいと思います。おそらく私が1070tiに出した値段で1080なら買えます……

Adobeでのレンダリングに関していうと、CUDAコアは大いに越したことはないので、1060より1070、1070より1070tiです。1080と1070tiのCUDAコアの差は小さいですが、1070と1070tiの差はかなりあるので、1070tiは選択肢としてはかなりよいでしょう。
もちろん1080TiやTitanの方がいいのは言うまでもないですが、かなり高いので……
ちなみにRTXシリーズは現在macOS用のドライバが出ていないので、Hackintoshでは使えません。数ヶ月後には対応するドライバが出るかもしれないので、そうしたら使えるでしょう。
AMD製ならmacOSでドライバのインストールなしでそのまま使えるので、AMDのを買うのも手です。

拡張カード

マザボの欄でも書きましたが、Thunderbolt3 Aicを積みました。Cintiq Proを4Kで使うためです。
Thunderbolt3はwindowsでも使えます。USB-C Alternate modeでモニターを繋いだりと、かなり便利なので買って損はないですよ。対応するマザボは必要ですが……
ちなみに、RTXシリーズはUSB-C端子が搭載されましたが、USBはおそらく通っていないと思います。なのでCintiq proで4K出力はできてもペンが使えないかもしれません。実験していないのでわかりません。

ASRock 拡張インターフェースボード Thunderbolt 3 AIC

ASRock 拡張インターフェースボード Thunderbolt 3 AIC

  • 発売日: 2017/06/28
  • メディア: Personal Computers

その他

その他のパーツは普通の自作PCと同じです。強いて言うなら、Hackintoshではwindows上でのソフトウェアを使った制御(LEDなど)ができないので、もししたいならハード制御か、マザボで制御できるASUS AURA SYNCなどを使うことでしょうか。
そもそもとして、ゲーミング用途ではいいですが、Adobeソフトでの制作にゴテゴテのLEDライトアップなんて鬱陶しいだけのような気もします。