液タブは絵を描く以外にも大きく役に立つ
液タブは超万能
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液タブは絵を描くためによく使われますが、実はそれだけじゃありません。
当然、私も絵を描くために買ったわけで、最初に買ったCintiq Pro16で一番使ったソフトはクリスタなのですが、他のソフトでもかなり使えます。
今回は私がよく使うソフトで、液タブを使うと作業効率がかなり上がるソフトについて書きます。
Photoshopやクリスタなど、絵を描くソフトは除外しておきます。
10万の給付金でiPadにしようか液タブにしようか悩んでいる方に、液タブにするきっかけとなりますように。
①Excel
いきなりですが、Excelです。
4Kの広大な解像度と、ペンによる直接選択はかなり効率が上がります。
4Kだとシートで見えるセルが増えるのはそうですが、そうなるとポインターが移動する距離が増えてしまうデメリットがあります。
それをペンによってダイレクトに触れるので、かなり早いです。
範囲選択の際も直感的に弄れ、さらには枠線などもペンでなぞるのも正確にできます。
マウスによる操作ではその精度の低さ故にいらない部分の選択も多く起こりがちですが、液タブなら一瞬で解決です。
Cintiqシリーズで使えるExpress Key Remoteなどを使えば、よく使うコマンドを1ボタンで起動できるので、キーボードに手を伸ばす回数も減らせますね。
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ただし、マクロを組むなら普通にメインモニターとマウスを使うべきだと思います。
②Adobe Illustrator
イラレもマウスや板タブで使う人が多いようですが、私は液タブ派です。
図形を引く際や配置、選択などはペンでガッ!っとやった方が圧倒的に楽です。
パスもなんだかんだで液タブで大丈夫です。
液タブをサブモニターにすると100%にした時に原寸表示されない問題はありますが、これはイラレが100%に合わせる基準がメインモニターなので、これは液タブだけでなく普通のモニターでも起こる案件ではあります。
液タブをメインモニターにするか、メインモニターにもウィンドウを追加しましょう。
こちらでもExpress Key Remoteがかなり役に立ちます。
グループ化や全体表示などを登録しておくと作業効率半端ないです。
③Adobe Premiere Pro
ほとんどの人はマウスなのでしょうが、液タブだとカット編集が死ぬほど早いです。
シーケンスバーの移動も楽だし、ソース映像をシーケンスに置くのもダイレクトにできます。
カットしてから間を詰める、エフェクトを置くのだって早いです。
Premiereでは私はほとんどショートカットを使わないのはペンで直接押した方が早いからだったりもします。
④Adobe Lightroom Classic &Camera RAW
露出などのバーをいじるのに使うのが便利です。
他にも、マウスだと割と面倒なレタッチや歪み補正、トリミングなども楽にできて重宝します。
Cintiq Proだと広色域なので色もちゃんと確認しながらできるのも高ポイントですね!
⑤Cinema 4D
視点移動や頂点移動、そして面張りやUV展開なども液タブが便利です。
ただし、うまく扱わないとその移動速度ゆえに変なところに置いてしまったりもします。
その他、スカルプトにもむいていて、Zbrushで使う人もいるみたいです。
3D系のソフトはショートカットを多様するので、Express Key Remoteでガンガン設定しましょう。
なお、Propen2のシリーズとしてPropen 3Dも存在します。
使い心地としてはちょっと細身、消しゴム部分がない、ボタンが3つなだけで、3Dでとにかく使いやすいというイメージはないです。
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⑥DaVinci Resolve
これはほぼPremiereと同様です。
カラコレの際にカラーサークルをいじるのが楽でした。
LUTを選ぶ際も、プリをやってる気分になれてちょっと楽しいです。
他にもいろいろある
Adobe系でも、Auditionは波形選択が楽、XDはイラレと同様に図形生成やプロトタイプにいい、など………………
実は液タブの見たまま選択できるのは相当早いです。
DAWソフトでも音を置くのに液タブは効果を発揮できると思いますし、CADも同様でしょう。
つまり、クリエイターは液タブで効率が爆上がりします。
逆に向いてないのは?
タイピングを多用するソフトは基本向いていません。
AdobeだとDreamweaver、その他だとArduinoやProcessing、Wordなど、十字キーでカーソル移動させるタイプのものはマウスとキーボードで大丈夫です。
その他、Media Encoderはマウスで大丈夫です。
AfterEffectは好みで分かれると思います。私はモーショングラフィックスをあまり作らないので、マウスが多いかもしれません。
あとはゲームですが、液タブでやる猛者はいないでしょう…………………いないよね?
ソリティアとかチェスとか麻雀はやりやすいけど。
液タブを使おう!
液タブ歴3年の私ですが、もはや制作に必要不可欠というレベルまできてしまっています。
Express Key Remoteがあればタッチ機能が絶対必要には感じません。
それと、iPadも使っててかなり良いとは思いますが、iPadは絵を描く特化なので、汎用性は液タブです。絶対に。
Cintiq Proシリーズの4Kは本当に効率が上がります。でも、みんながみんなProまで買えるわけではないですよね。
今ではCintiqやOne by Wacomなど安価な製品も揃ってきています。テレワークをしているからこそ、液タブを使ってお仕事しましょう!
あと、買った以上はちゃんと使いこなしましょう!高いんだから!!!!!!!!!とにかく絵を描け!!!!!!!!!(自戒)