巻きでメモ

ハード・ソフト面でのメモとか。

WindowsのWHEA_UNCORRECTABLE_ERRORの原因を特定した

Windowsのブルスクはわかりにくい

端的に言いますが、Windowsのブルスクの文面はほぼ参考になりません。
検索してもほぼほぼ同じ内容しか出てきません。
今回はうまいこと原因が特定できたので、記事として残しておきます。

原因の結論

今回のわたしのマシンで発生したブルスクはWHEA_UNCORRECTABLE_ERROR。
簡単に言うと、負荷がかかると操作はできるがスタートメニューやタスクマネージャーやらが動かなくなり、のちにブルスクになるエラーです。

先に原因だけ述べますが、

電源からマザボに供給するPSU延長ケーブルによる電圧低下

でした。自作PCならではのエラーです。

エラーの詳細

今回発生したのは、

makinok.hatenablog.com で作成したマシン。
以前も稀にブルスク吐いたりと不安定だったのですが、あまりにも不具合が多すぎてどうして?となっていました。
特に電力を多く使う場面でひどく、途中でブルスクにならずともソフトが落ちることが多かったのです。
ついに同じエラーでブルスクが頻発するようになったので、原因の特定に入ることにしました。

はい。
このブルスクのトラブルシューティング記事はだいたいパッとしないことしか書いてないことが多いです。
ハードウェアの問題だとか、クリーンインストールしろだとか、アバウトです。
わたしの場合、発生する条件は以下の通りでした。

  • OS起動後、ログインして各種ソフトが自動起動している最中
  • グラボに負荷がかかる時(Unreal Editorとゲームのロビー画面が多かった)

特にブルスクになる過程が面白く、

急に新規のデータが読み込めなくなり、メモリ内とVRAM部分でのみUIが数十秒間動かせる
(例えばテクスチャが出ない、環境音が再生できなくなる、エクスプローラーで階層移動ができない、など)

スタートメニューやタスクマネージャーなどが開けない

ブルスクWHEA_UNCORRECTABLE_ERROR

そのまま再起動するもNVMeが刺さっていない判定

電源コード抜いて刺すと一旦は認識される、OSも起動する、以下ループ

という感じでした。

原因を特定するために格闘する

現象的にNVMeが原因だろうということで、まずはNVMeの温度を計測。 ケースを開けてサーキュレーターでガンガンに冷やしてもダメでした。
次にNVMeを交換。クリーンインストールでも同様の現象に見舞われました。

次に疑ったのはマザボです。
検証用にASUSのROG STRIX Z490-F Gamingの中古を拾ってきて、載せ替え、しばらくは安定して使えていましたが、しばらくして結局同じエラーが起こり断念。
元のZ590I Vision Dに戻し、検証を続けました。
グラボを1080ti→RX 580→RX 5500XTと試してみますが、RX 5500XTに至ってはいくら電源を入れ直してもNVMeが認識すらしなくなりました。
そこで、全てのケーブルを差し直すために一旦組み直しました。

過去一綺麗なITXの配線ができた。
それでもブルスクになるので、HWmonitorを見ていたら、おかしな部分を発見。

電圧低くない…………?

原因特定、解消へ

BIOSからマザボ電圧を確認したところ、なんと+5V帯が4.8V、+12V帯が11.8V程度しか出ていませんでした。

念の為、メイン機のWS Z390 Proの方でも確認をします。
正常値はこれくらい。
原因は電圧でした。
ということで、一番ありえそうな白い電源延長ケーブルを取り、純正の黒いケーブルのみで接続。
正常値に戻りました。
ということで、正常に安定して動作するようになりました。

安物は使うな

PSUの延長ケーブルが原因だったということで、安物は使ってはいけない、ということがわかりました。
見た目を重視するならきちんとCable Modのものを使いましょう。

macOS機をファイルサーバーとして使う(ハードまわり)

いくつかネタはあったんですが、あんまりブログで残すようなことがなかったんですが、これは残しておこうかな〜って思ったので書き留めておきます。

これまで

わたしの本業はメディアアーティストですが、作品内でものすごい数のRAW写真とものすごい長さの5.7K BlackmagicRAW Q0映像を扱います。そしてレンダリング後の映像が3桁GBとなって出てきます。
これらのデータは今まで

  • 1TB NVMe SSD (Corsair Force MP510) 作業用素材置き場
  • 6TB HDD (WD60EFAX Red) メインストレージ
  • 6TB HDD (WD60EZAZ Blue) バックアップ用ストレージ(1ヶ月に1回くらいのペースで手動でREDから移動) で管理していました。

2021年の初頭に既に6TB HDDの残り容量が400GBを切るようになってしまったので、HDDを買い足していくことにしました。
2年ほど前はファンレス機にTime Machine用4TBとファイルサーバー用WD Blue 6TBを積んでましたが、ファンレス機が実家に行ってしまったので、HDDはメイン機に積んでいました。
よく考えたら自作初代〜3台目を組むまではデータ用HDDを1台で運用していたので、よく壊れたりしてデータを失ったりしなかったな、と。
そういえば初代はお金がなくてSSD全盛期だったのにOSをHDDに入れてました。正気か?

macOS機を(ファイル)サーバーとして使う〜知識

もともとmacOSUnixBSDの系譜を踏んでいるだけあってサーバーとの親和性が高いOSです。
NAS用OSとして名高いFreeNAS→TrueNASもFreeBSDベースです。なんならmacOS(というかDarwin)はBSD系コマンドはだいたい使えます。
なお、Appleは昔XserverというPower PCintel mac初期にサーバーを売ってた時期もありました。その際に積んでいたOSはX Server(mac OS X Server)です。
Unixサーバー(当時はRedHatかな?)に勝てるはずもなく、数年で姿を消したようです。
初期はラックマウント、その後はPowerMac G5の筐体、 Mac Promac miniの筐体などを利用し、どんどんコンシューマーmacと統合されていきました。
ちなみにXserve RAIDという14本のHDDを搭載でき、RAIDアレイを2本積んだラックマウントのHDDエンクロージャーもあり、Xserve G4あたりでは組み合わせて使ったようです。
なお、Xserve RAIDは接続はATAなのでもう使えません。でもMODして使いたいですね。外部miniSAS接続して使いたいので筐体だけでも欲しいんですけど。
XServer廃止後はそれを引き継いだmacOS Serverというサーバー用の拡張OSを売っていて、そこにさまざまな便利機能(Timemachine Server、iTunesサーバー、カレンダー、メールサーバーなど)が実装されていました。
今ではよく利用されていた機能はmacOSに統合され、ほぼデバイス管理機能のみが残り、それ以外は機能が廃止されています。
現在はmacOS側にsmbとTime MachineサーバーとiTunesサーバー(→Musicサーバー)などをよく使います。
話はそれましたが、普通にmacOSNASにできるし、Windows Server系やUnixサーバーに劣らぬ機能を搭載しています。
当然ソフトウェアRAIDも(0と1とJBOSだけだけど)組める、zfsもインストールすれば使えます。
他のOSにない一番のメリットはFusion Driveの存在でしょう。
これはSSDとHDDを組み合わせて使うもので、同様の機能はNASにもあったりします(SSDキャッシュなどです)。 最近はAPFS対応もしました。これは後で詳しく説明します。

macOS機をファイルサーバーとして使う〜ハードウェア選定

ファイルサーバーを立てるに当たって考えることはいくつかあります。
もちろんサーバーなのでmac miniとかMac Proを使うのでもよいのですが、mac miniはThunderbolt経由で接続するのでRAIDボトルネックが気になったりスペースとケーブルがごちゃついたり不安です。
Mac Proは2013は同様の理由で論外、2019は使い勝手はよいもののサーバー利用にしてはオーバーですよね。メインと合わせて2台買えるわけではないし、そもそも電源が1400W積んでます。レンダリングサーバーを兼ねられますね。
2012より前はPCIeがGen2ですし、NVMeの性能も生かせず、もう最新OSはサポート外、3.5インチは4台しか置けない、古いのでワットパフォーマンスが悪いなど、不満だらけです。
じゃあどうします?そりゃHackintoshでしょ。

macOS Hackintosh機をファイルサーバーとして使う〜ハードウェア編

ここからは普通に自作NASと一緒です。
まず、計画としてHDDを使う本数と2.5インチの総数は決めたいですね。 HDDは4本程度ならその辺のミドルタワーでも買っておけば、2.5インチも2台くらいは積めてSATAの総数もそれくらいになってNVMeも1本なら排他も大丈夫とかそういう感じでしょう。
というかそれならNASを買えばいいですね。
まぁ、それじゃあつまらない、もとい欲しい搭載数が足りないのでもっと大量に積めるNAS機にしましょう!
具体的にはHDDは最低でも6本、2.5インチは2本、NVMeは2本ってとこでしょうか。
メインストレージ用(RAID1)×2、←のバックアップ用2本(JBOSまたは個別使用)、Timemachine用1〜2本、2.5インチはFusion用または普通にSSD利用、NVMeがOS用とFusionまたは普通に利用ですね。

では先にケースから決めましょう。 これを満たせそうなのは結構あります。

  • Antec P101 Silent
  • SilverStone TJ04-E
  • SilverStone CS330
  • SilverStone CS380
  • SilverStone CS381
  • SilverStone DS380
  • SilverStone RM41
  • SilverStone RM420
  • In Win PL052
  • U-NAS
  • Thermaltake View 91
  • Fractal Design Vector RS
  • Fractal Design Define 7
  • Fractal Design Define 7 XL
  • Fractal Design Define R2 XL
  • Fractal Design Node 804

SilverStoneは結構NAS向けケースを出していて調べると楽しいですね。
実際、CS380なんかはSupermicroの小型サーバーの筐体と同じに見えるのでOEM供給してるのかもしれません。
全体的にMicroATXかitxばかりなので、GPUを積むとしてもx1接続のものとかになるのでレンダリングノードなど他の用途に使えそうにないのが残念ですね。
これだけ見えているのはNASシャーシに加えてラックマウントが一般向けと同じブランドで出しているからでしょう。わたし的にはRM41とか好きです。
In winもあまり知られてはいないのですがサーバー/ワークステーション筐体を製造していて、ラックマウントもタワーも選択肢がそこそこあります。 PL052はAmazonでも扱っています。ただ、元がワークステーション向けなので裏配線ができないのが残念かと。
U-NASは見た目とかもうNASって感じのケースを売ってますけど、個人輸入するしかないですね。
ThermaltakeだとView 91は12台分のHDDトレイが同梱されていてよさそうなんですけど、もうどこにも売ってないですね。
The Tower 900なんかもラジエーター載せるスペースに大量に積めそうな雰囲気ですが、ケージとトレイが別売されてないのが残念です。水冷向けなので普通に使おうとすると前面側がスカスカになりすぎますが。
Fractal Designは言わずもがなでしょうか。普通のミドル・フルタワー系統ではあまり見られないストレージレイアウトへの切り替えができたりとかトレイを追加で購入することができるとか弄り甲斐があります。あと見た目がキレイです。
Node 804は大きさこそ小さい割に8台も3.5インチが搭載できるのでちょうど良さそうですが、HDDを交換するのに4台ずつまるごと取り外しが必要とかいう仕様なので、厚みも重量もあるHDDを大量に積むと大変なことになりそうです。

この中で使うとしたらCS381かDefine 7 XLあたりなのでしょうが、E-ATXかEEBとかCEBサイズのマザボを入れたり電源は見えないようにしたいとか思ったよりMicro ATXだとx16x8x4の3スロットがないとかあったのでDefine 7 XLにしました。

詳しくはこちら。

makinok.hatenablog.com

SATA端子が足りない

さて、15台もHDDを積めるDefine 7 XLですが、どう考えても今のマザボでそれだけの台数に対応しているものはありません。
Z390世代だとNVMeを2本とか刺すとSATAが3本程度まで減るのがかなり痛いところ。
PCIe x1やx4接続でSATAを増やすものも売ってますが、だいたいPCIeがボトルネックとなりがちです。また、RAIDを組むならソフトウェア頼りになったり、配線が汚くなったりとあんまりいいことだらけではないです。
そこで登場するのがSASを使ったMegaRAIDなどのアレイです。

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上の記事にも書いたのですが、LSI MegaRAID M5015です。
コントローラーは2108で、512MBキャッシュを搭載、PCIe gen2 x8接続で、SAS/SATAを8ポートまで接続できます。Mini SASとSATAx4の変換ケーブル2本を使うと、合計で8台まで接続できます。
RAIDをハードウェアに任せるため、OS上でのソフトウェアRAIDチップセットでのRAIDよりもリスクが低く、またほかのマザボにもボードごと移植でき、さらにはRAID設定がHDD側に記録されるのでそれを読み取ればそのままコントローラーを交換後も使用できます。
また、携帯用バッテリーを積めば突然のシャットダウンでもバッファの中身が消えることなく書き込みきることもできます。本当にすごいです。

これとマザボSATAが4ポートで計12台まで対応できますね。
もう1台MegaRAIDをつければ16+4台まで積めることになり、Define 7 XLの最大積載まで積めます。
なお、ここまでくるとSATA電源だけで相当な電力を食うので、突然電力不足でHDDの認識が外れるとかあるので、注意したほうがよいでしょう。
特にペリフェラルSATAを3〜4分岐するような増設ケーブルは注意です。

RAIDを組む

ということで、RAIDコントローラーが加わったことでいくつかの種類が生まれました。

一番有効活用したいのはMegaRAID上でのRAID1です。 当然ですが大きい負担のかかるものはこちらでしておきたいです。
また、RAIDRAIDを重ねるのはさすがにエラーが起こりやすいので、それも片方をハードウェアにすることである程度どうにかできます。

Fusion DriveというのはAppleが開発したRAID方式で、OS上でSSDとHDDを組み合わせ、速度と容量をいいとこ取りした規格です。
よく使うファイルはSSD、そうでないものはHDDに自動で振り分けをしてくれるものです。内部的にはJBODRAIDの組み合わせのようです。
調べてみると、書き込み時には速度で有利なSSDにまず書き込まれ、SSDがいっぱいになったらHDDにも書き込まれます。その後、頻繁にアクセスのあるファイルはそのままSSDに残り、HDDは全てのファイルの置き場、という感じらしいです。やっていることはSSDキャッシュに近いですが、振る舞いがだいぶ違いますね。どちらかというとAdobeのメディアキャッシュに近いでしょう。
これは容量としてはSSD+HDDの合計になるので、例えば1TBのSSDと8TBのHDDでFusion Driveを組むと9TBのストレージとなります。また、JBODの方式に近いので、一度Fusionが切れてもHDD側にデータが残るようです(なお、再度Fusionを組むとフォーマットされるので、そのデータは結局バックアップが必要です。これは他のJBODやRAID0にも言えます)

また、MegaRAIDでは複数台によるRAIDしか組めないわけではないです。1台ずつ読み込ませたい場合、1台だけのRAID0を設定するとSATAに接続したのと同じようにOSに情報を渡せます。

ストレージを構成する

今回は作業用のデータ置き場として利用していたNVMeをそのまま活用し、メインデータ置き場であるHDDと組み合わせてそのまま置いておけるFusionを作ります。
また、メインストレージのバックアップとして6TB×2もJBODを組みます。

ちょっとややこしいので、まずは接続状況からいきます。

PCIe M.2

  • NVMe Corsair MP510 960GB
  • NVMe Corsair MP510 960GB

MegaRAID

チップセットSATA

次に、RAIDとその解説です。

RAID1 on MegaRAID

8TB*2でRAID1なので計8TBでの運用です。 データが死んでほしくないので。

Fusion Drive

  • NVMe Corsair MP510 960GB
  • TOSHIBA RAID1 8TB

これはどうなっているかというと、SSD側としてNVMe、HDD側はハードウェアRAIDで1個に見えているTOSHIBAの8TB×2を使っています。
合計9TBのストレージです。
たとえSSDが飛んでもHDDにはデータが残っていて、HDDのどちらかが死んでも組み直せるメリットがあります。
なお、SSDが飛んだ場合もう一度Fusionを組むにはフォーマットされるので、その前にHDDのデータを他のドライブに避難させる必要があります。

JBOD on macOS

JBODは正確にはRAIDではなく、単純に2つのHDDの領域を繋げているだけです。なので、合計12TBです。 これはFusion Driveのバックアップ用と、ついでにWIn機のバックアップ用です。
例えばMegaRAIDが壊れた時にバックアップすら読めなくなるのを防止するため、こちらはチップセットSATAにつないであります。
バックアップソフトにはWD付属のAcronis True Imageを使用しています。
TIme Machineと比較的近く、指定した時間間隔または指定時間にバックアップを取ってくれます。

では、それぞれのストレージの中身の解説です。

  • NVMe 960GB/ OS用
  • Fusion Drive 9TB/ 作業用+メインストレージ
  • JBOD 12TB/ Fusionのバックアップ+Winのバックアップ
  • Seagate 4TB/ メイン機のTime Machine
  • TOSHIBA 4TB/ MacBook Proファンレス機のTime Machine
  • WD RED 6TB/ Winのドキュメントとデスクトップの予備バックアップ(手動)
  • WD Blue 6TB/ 予備
  • Seagate 500GB/余ってたからつけただけ
  • WD SSD 120GB/ 何かあった時用のUbuntu

ということで、12台のSSD/HDDによるファイルサーバーが出来上がったのでした。
あとはシステム環境設定>共有からファイル共有をオンにして、Time Machineサーバーやミュージックの共有などの設定をすれば完成です。

各種スクリーンショット

f:id:makino_k:20210913140457p:plain macOSでは、ディスクユーティリティを起動し、ファイル>RAIDアシスタントからRAIDJBODを組めます。Fusion Driveはここからは組めず、ターミナルでdiskutilから組む必要があります。

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MegaRAID経由で読み込まれたHDDは全て外部接続扱いになります。
なお、当然ながらRAIDコントローラーはホットスワップ対応です。事前にwebBIOSでの設定が必要になります。
RAIDを組むとこのような画面になります。参加するドライブにRAIDメンバーが作成され、それとは別に新たに仮想物理ドライブが作成され、そこにAPFSコンテナが作られるイメージです。 この画面からでも、ターミナルからでも作成できます。
JBODの場合、ここにほかのドライブを追加することも簡単にできます。
また、macOSLinux同様にドライブレターの概念がないので、いくらでもdisk番号で管理でき、読み込みの順番がかわってもアクセスできるメリットがあります。現在disk17s2まで使用していることが確認できています。

f:id:makino_k:20210913142117p:plain SASMegaRAID.kextを使用してSATAバイスを読み込ませたところです。
RAIDアレイではSASとして処理をするので、SATAではなくSASの欄に読み込まれます。
ちなみに、U.2でSASを読み込ませてもここに表示されるはずです。 基本的にRAIDコントローラー>SCSI Target Device @No. で読み込まれます。 ただし、macOSにはデバイス情報はRAIDアレイのものしかいかず、SATAからのS.M.A.R.Tが出ないので、容量などから判断するしかありません。同じ容量を複数接続する際には、1台ずつ接続・フォーマットをして、混乱しないように設定しましょう。

追記:SASMegaRAID.kext

ちなみにですが、SASMegaRAID.kextは使用するとスリープができなくなります。
そもそもの設計の思想としてサーバー用途ですので、スリープをされるとMegaRAIDに電源がいかない=書き込みが途切れる、ということで無効になっています。
なので、スリープをしたければMegaRAIDをやめるとか、完全にサーバー用途としてのPCに入れるか、といった運用がよさそうです。

追記2:HighPoint RocketRAID

どうやらHighpoint製のRocketRAIDはしっかりとmacOSに対応しているようです。
M1にも対応し、公式でドライバーとWebBIOSが用意されています。
ということで、Mac ProやHackintoshやThunderbolt3 エンクロージャー等で使用する場合を含め、RocketRAIDをおすすめします。

メイン機を小更新

更新の時期です

makinok.hatenablog.com

これらの時期からの更新です。 というのも、持ち運べる岡持ち機(下記)を作ったので、役割を明確になったおかげで、いろいろと入れ替えていくことにしました。

makinok.hatenablog.com

メイン機の主な役割の変更です。

  1. Windowsを岡持ち機でまかなうことにしたので、メイン機がmacOSシングルブートで済むように
  2. 24時間起動のサーバーとしても稼働
  3. HDDを大量に積む
  4. Time Machineサーバー/ミュージックサーバー/ファイルサーバーなどの統合

これらの2〜4はファンレス機が担っていましたが、HDDが2台までしか積めないので、メイン機と機能を統合しました。

makinok.hatenablog.com

なお、現在このファンレス機はHDDを抜いた上で実家に置いておき、親がリモートワークする際のクライアントPCとしても使っています。

実際の変更

CPU i9-9900K、メモリ 16GB×4、グラボ Radeon VII、NVMe 960GB×2、電源 850W以外の交換です。半分くらい入れ替えになったのかな。

まずはマザボです。
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ASUS WS Z390 PROです。 ワークステーション向けマザボで、U.2が2個ついていたりします。
何より面白いのは、PCIeレーンが内部スイッチによって分割され、x16スロットが4つもついているかなり珍しいマザボです。
ただし、CPU直結のx16スロットは上下2スロットずつがセットになっていて、x16-nまたはx8-x8として分割できます。
ただし、CPUから出ているレーンがx16なので、それ以上の帯域でアクセスを同時にするとボトルネックが生じますので、ご注意を。
x4はチップセット直結で、U.2_2を使用するとx2になりますが、Thunderbolt3の増設に対応しています。 そのほか、シリアルポート実装やUSBの数が多かったり、本当の意味での全部盛りです。ないのは無線機能ぐらいじゃないでしょうか。
複数のGPU10GbE、Thunderbolt、RAIDコントローラーなどPCIeレーンを多く使いたいけどメインストリームがいい、みたいな用途にちょうどいいです。
なお、このコンセプトはASUSintelマザボのWSシリーズ(X299やXeon用)、Super●のコンシューマー向けマザボ(Z390、Z490のみでZ590は未登場)でも見られます。
これはアキバのツクモリユース館に転がっていたので確保しました。

次にグラボです。

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Sapphire Radeon RX580 8GB Nitro+です。
特筆することはないでしょう。
これもツクモリユース館でセールで手に入れたもので、まだマイニングブーム前の2020年12月に¥13,000だった覚えがあります。 その後かなり高騰しましたね。ただ、前回のマイニングブームの頃に流行っただけあって、もはや最新のGPUよりもハッシュレートで及ばず、今回は国内ではそこまで使用例を見なかったな、という印象でした。 なんにせよ、macOSで動く安いGPUとして予備でも確保できてよかったです。

CPUクーラーです。

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ARCTIC Liquid Freezer II 360にしました。
前回のDeepcoolのは240mmで冷却不足感があったので、360mmの中で探しました。 ラジエーター厚が38mmあり、他社の製品よりさらに冷えます。
水冷ヘッドにも40mmファンが載っていて、MOSFETなども冷やしてくれます。
光はしないですが、もうそういうケースじゃなくしたので全然OKです。

ケースです。

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Fractal Design Define 7 XL Light Tempered Glassです。

3.5インチHDDが最大16台積めます。さらにSSI-EEBも対応していて、ワークステーション用ケースではほぼこれ一択みたいな感じですね。

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めっちゃでっかいです。もうBauhutteのサイドデスクの下に入らないので床置きです。重すぎて持ち上がりません。

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ひとまず様子見でマザボRadeon VIIとHDDだけ仮置き。ライザーケーブルがないのでGPUは横置きに戻します。

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できました。 PCIeスロットの内訳は、

  1. x16 Radeon VII
  2. null
  3. null
  4. x1 bcm94352Z
  5. x8 RX580 8GB
  6. null
  7. x8(gen2) MegaRAID M5015
  8. USB2.0
  9. RS232

です。8と9スロットはマザボにはありませんが、ちょうどUSB内部-外部変換とシリアルポートを取り付けておきました。

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HDDも大量に設置しました。
Define 7 XLは初期では6台までしかベイが付属しないので、オプションで買い足しました。

で、計48.5TBです。
NVMeと合わせると合計50TBを超えました。
当然ですがマザボSATAだけでは足りないので、今回はRAIDコントローラーも導入しました。

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LSI MegaRAID M5015、のOEMです。
IBM ServeRAID M5015という型番のようです。
Amazonで5000円程度でサーバー抜き取りの中古が買えます。
コントローラーは2108で、512MBキャッシュを搭載、PCIe gen2 x8接続で、SAS/SATAを8ポートまで接続できます。
SASを8ポートまでするには別途ハブボードが必要になります。
Mini SASとSATAx4の変換ケーブル2本を使うと、合計で8台まで接続できます。
RAIDをハードウェアに任せるため、OS上でのソフトウェアRAIDチップセットでのRAIDよりもリスクが低く、またほかのマザボにもボードごと移植でき、さらにはRAID設定がHDD側に記録されるのでそれを読み取ればそのままコントローラーを交換後も使用できます。
また、携帯用バッテリーを積めば突然のシャットダウンでもバッファの中身が消えることなく書き込みきることもできます。本当にすごいです。
PCIe-SATA増設ではRAID機能が弱かったり、ポートが少なかったり、ボトルネックが大きかったりしますが、この手の製品では処理能力が高いので気になりません。 しかし、この世代はPCIe 2.0なのとUEFI非対応なのが痛く、そこそこ苦労します。
まずはWebBIOSで設定しないのいけないのですが、マザボでCSMをオンにして、設定が終わったらCSMを切って起動して、みたいにしないとmacOSではいくつか競合を起こしたりします。
また、SASMegaRAID.kextが存在するのでmacOSでも使用できますが、macOSではSASでのS.M.A.R.Tが読み取れないので注意です。
温度もモデルも起動時間も読めません。
また、BIOS起動時間もめちゃくちゃ長いですが、もうあきらめましょう。

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HDDでだいぶフロントファンの風が弱まるので、余ってたNoctuaのA12x 25をHDD直後に配置して、バックには岡持ち機でファンを交換して余ったAS500の14cmファンをつけて完成です。

RAIDまわり

HDDなどストレージまわりはかなり手を加えたので、次回の記事

makinok.hatenablog.com

で細かく説明します。
ひとまず、ワークステーションとしてはそれなりに強くなりました。

Lian Li TU150で持ち運べるVR用機を作る

きっかけ

もう半年以上前の話ですが、VRヘッドマウントで鑑賞するタイプの作品を作った際に、それを動かすためのPCが必要になりました。
もともとメイン機を台車に乗せて移動させて持って行ったりしたのですが、ATXの入るミドルタワーでグラボ2台にHDDも付いてて、重くて運ぶのが大変だったので、ハンドルがついてるWindows機を組もうと考えました。

選定

まずはケースからです。
ハンドル付きで小さくて良さそうなのといえばLian Li TU150しか目に入りませんでした。

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はいかっこいい。
itx/dtxケースで、フルサイズ3スロットグラボが入ります。
電源はSFX、CPUクーラーは165mm高まで、3.5inch/2.5inch HDD/SSDは2台まで搭載できます。
冷却は全て12cmファンで、フロントに1、ボトムに2(2スロット厚までのグラボ搭載時のみ15mm厚までのファンが搭載可能)、バックに1搭載可能です。
ハンドルが付いていて、「岡持ち」スタイルです。
色はシルバーとブラックがあり、Lian Liのシルバーファンを使いたかったのでホワイト系でまとめることにしました。

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今回のパーツはこちら。
マザボGIGABYTE Z590I VISION Dです。発表されてからこれにしようと企んでいました。とにかく見た目がいいので後で写真を見て欲しい。
Unreal Engineをいじる際に、9900Kと同じくらいの性能がないとコンパイルが厳しいよな〜〜〜と思い、8コア16スレッドのi7-10700Fに。
せっかくホワイト系なので、メモリはTeam T-Force Xtreem ARGB 3600 16GB×2 ホワイトに。
CPUクーラーはAlpenfoehn Brocken 3 White Editionです。日本ではオリオスペックでしか扱いがありません。
なお、ファンを2台挟むタイプのクーラーなのですが、後ろのファンが入らなかったので後に換装してます。最後に書きます。
電源はCorsair SF750にホワイトのスリーブ延長ケーブルです。正直550Wでもよかったのかもしれない。
GPUは手持ちのGTX1080tiから、PalitのGameRock Premium Editionを。ホワイトではなくブルーですが、ご愛嬌…………
この時代らしく4ピンでRGB制御できるので、ホワイトに光らせることで誤魔化します。
ファンはずっと使いたかったLian Li Bora RGBのSilverです。これ本当にかっこいいです。
SSDとHDDは今までメイン機の方でWindows用に使っていたSabrentのRocket 2TB NVMe SSDとWDの2.5inch HDDを使い回します。

組み立てる

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Z590I VISION Dです。
系統的にはメイン機で使っていたDesignareの後継という扱いです。Z490まではZ390/X299Xと同じような見た目だったのですが、Z590ではB550で採用された新デザインに移行しました。
Designare/VISIONはもともとクリエイター向けなので、拡張性の高さが売りだったのもあってATXしかなかったのですが、ITX版がZ590になって初めて出ました。
シリーズの特徴でもあるThunderbolt3を2機搭載し、VRHMDだけでなく液タブにケーブル1本で出力可能です。フロント用USB-C端子もさせるので、合計3個のUSB-Cを使えるITXはこれだけですね。
このマザボ自体は光らないのですが、ARGBと4ピンRGBの両方の端子が付いてます。
なお、Comet Lakeの場合NVMe M.2は1台しか使えません。

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バックパネルもついています。
こんなに機能モリモリなので4万もします。嘘でしょ。
Z390 PG itxは2万3000円で買ってるので、それより明らかに高いんですけど。
見た目がいいのでもう許します。

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メモリを積みました。
ここまでソリッドなホワイトのメモリはなかなかなかったですね。
このメモリもARGBで光ります。正直カラバリ前のブルー基調のモデルより好きです。

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電源ケーブルはホワイトのスリーブの延長ケーブルを使いました。結構馴染んでていい感じ。
このあたりで気づいたんですけど、Z590I VISION Dにはフロントオーディオのピンがないので注意。

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完成。
ホワイトな感じのいい感じにまとまりました。
ハンドルを持てば余裕で片手で動かせるので、展示で外に持っていく時にとても役に立ちました。
なお、このクーラーは本当はTDP210Wまで冷やせるはずなのですが、後ろのファンが入らなかっらがために全然冷えず、高負荷時に90度を超えて危険だったので、換装します。

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Deepcool AS500 PLUS WHです。
後ろのリキフリはメイン機の換装用です。

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こうなりました。

デフォルトのファンは14cm(穴は12cm)で、メモリとIOパネル付近の干渉を避けようと上にオフセットするとケースからはみ出ます。
で、ファンは当初の予定通りLian Li BORA RGBにします。
RGBのケーブルは、グラボにマザボからの12VRGBを入力するものです。Palitのソフトからでも制御はできますが、マザボから一括制御の方が色が統一できて良いですね。

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ちゃんとCPUクーラーの上も光ってます。
ファンの反射じゃないです。

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なお、このCPUクーラーはNVMeスロットのヒートシンクがちょうど干渉しました。Comet LakeだとM.2_1は使えない(Rocket Lake専用)ので、取り外しちゃいます。

まとめ

特にベンチマークとかはないですが、CPUも80℃を超えることもなく、Unreal Engineでの制作でも十分に使えるので良い感じです。
グラボをホワイトのものに置き換えたいですが、次だと3080tiか3090になってしまうので、(ケースに入るサイズ的にも)しばらくは放置で。
ホワイトで持ち運べるPCの完成でした。

OpenCoreに入れ替える

Big Surがやってきた

もっと早く書けばよかったな。

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そんなこんなでBig Surです。
メイン機を重い腰を上げてOpen Coreにしたので、メモとか。

インストール

基本的にOpen Core Vanilla Guideに従っただけです。
未だにRTCバグの件がOpenCoreではわかりません。
Config.plistの解説がわかりやすかった一方、なぜデフォルトじゃない?みたいな項目も多く、割と面倒でしたね…………

kext

AirportBrcmFixup.kext
AppleALC.kext
BrcmBluetoothInjector.kext
BrcmFirmwareData.kext
BrcmPatchRAM3.kext
IntelMausi.kext
Lilu.kext
NVMeFix.kext
RadeonBoost-v1-4.kext
SMCProcessor.kext
SMCSuperIO.kext USBPorts.kext
VirtualSMC.kext
WhateverGreen.kext

基本はClover時代と変えてません。
必要以上に読み込ませている気がします。
ちなみに、AirportBrcmFixup.kextのパッケージの中のPluginsに入っているAirPortBrcm4360_Injector.kextを消さないとBCM4352が使えませんでした。
どういうことなのかよくわかりませんが、AirportBrcmFixup.kextのGitHubに書いてあったのでその通りにしました。
そういえば、config.plistの中でrtc-blacklistを丸ごと消さないとEnd Randomseedでコケるので備忘録までに。

ハード面

以前の記事

makinok.hatenablog.com

から変わった点は、ファンレス機にささっていたHDDをメイン機に移設したこと、HDDをもう一台増やしたこと、SSDが増えたことです。
それ以外は変えてないので、特に影響はありません。
f:id:makino_k:20201121043159j:plain ちなみに、この記事の時点からおおよそ1.5TB程度データを制作したようです。

アップデートでコケた

BigSurへのアップデート時、どうやらOS部分を壊してしまったようで、カーネルパニックを起こしてしまいました。
仕方がなかったので、Macbook ProUSBメモリmacOSインストールメディアを作り、EFIに新規でOpenCore0.6.3を入れました(なおしっかりとその前に起動しない状態のEFIからConfig.plistを持ってきてSMBIOSを転記しました)
そしてOSの入っていたSSDをフォーマットして、Big Surをクリーンインストール、そして一度初期セットアップ後Time Machineからデータを復帰させて無事にアップデートが完了しました。

Airpods Proで自動切り替え

Big Surになったので、iPhone-iPad-Mac全てでAirPods Proがシームレスに接続を切り替えることができるようになりました。
この機能は同じApple IDで繋がっている機種で共有ができます。
仕組みとしては、AirPodsと全てのマシンが同時にBluetoothにつながっている(ように見せかける)ことで、ボタンひとつまたはデバイス側で再生ボタンが押された機器にオーディオ接続するようです。
もちろんこのiMacPro1,1機もiCloudグループに入っているので、切り替えができました。

ProperTreeが使いにくすぎ

これに尽きます。
いちいちターミナルから起動して、⌘Oでconfig.plist開くのが面倒です。
カテゴリわけとかなく、単にタグの部分を見えなくしたレベルです。
もう少しOpenCoreがいじりやすければなぁ……………という感じです。

そういえば、Radeonドライバは

makinok.hatenablog.com

ここで紹介したMac-amd-infoを11.0.1(20B29)で試しましたが、まだRDNA2に関するドライバは入っていないようでした。

最近やってたこと

最近やってたこと、なんか言ってたことのまとめです。
個別記事にするにはちょっと短くなりすぎそうだったので。多分Opencoreあたりは記事にします。近いうちにAmazonのリンクとか写真貼るので許してください。

Open Coreに入れ替えた

メイン機のブートローダーをOpen Coreにしました。
さすがにBig Sur対応ではOpen Coreの方がよいので。
良くなったところと変わらなかったところがあります。 良くなったところはFaceTime認証とか全体的になおったところ、bootが早くなったところ、メモリエラーでコケなくなったところ。 変わらなかったところはスリープ復帰して画面がついた直後にフリーズするのがなおらなかったところ。
ダメなところは、Config.plistの編集するツールが全部ダメダメなところ、kextパッチの当て方が良くわからなくなってるところ。

HDDとSSDの増設

f:id:makino_k:20201121043131j:plain f:id:makino_k:20201121043149j:plain f:id:makino_k:20201121043139j:plain またメイン機の話ですが、WindowsSSDの容量不足とデータHDDが6TB一本で不安だったので追加購入しました。
HDDはWD RED 6TBです。Amazonで16,000円くらい。
SSDはSabrentのRocket NVMe 2TBで、PCIe3.0x4のアダプタを買ってZ390 Designareの一番下のスロットに刺しました。これにはWindowsを入れました。アダプタ含めて32,000円くらい。
前に使ってたCorsair MP510 960GBはmacの方で作業中ドライブ専用にしました。倉庫HDDから作業で使う素材だけその中に入れて、Premiereに読み込ませる感じです。レンダリング先もこいつにしてます。ついでにメディアキャッシュ用のドライブにしました。

もうPCIeもSATAもUSBも刺すところないので、そろそろ自鯖計画とかメイン機Apple Silicon Mac移行とかゲーム用PC分離とか計画しようかな。
とりあえず自鯖Xeon V4+X99orC612で計画してます。ラックマウントとかで前面にホットスワップスロットとThunderbolt3端子持ってくるとかいいですよね。
メイン機とノートがApple Siliconに行ったら、メイン機は解体してマザボとグラボ変えて9900Kそのままで、Hackintoshとしては残しつつゲーム用とかにできたらいいですね。ファンレス機はもう使わないかな。

ポートフォリオ作るために鯖契約した

自分のドメインが欲しかったので鯖契約しました。 Xserverでドメイン一個永久無料キャンペーンやってたのでそれにしました。org取りました。メールアドレスもそれになりました。鯖代は年間13,000円です。
ページの方はDreamweaverで作って置いてあります。 HTMLとCSSとJavascritはもう4年近く弄ってるのでだいぶわかってきました。
ようやくSerch Console使ってSEO対策してますがどうでしょうね。そもそもわたしのサイトGoogleから来る人いるのか?名刺かSNS経由では?
ともあれ、本名か本業の方の作家名で出てきます。
マキノじゃ出ないので、見てみたい方はTwitter:@makinok_までご連絡を。ジャンルはメディアアートです。

Airpods Pro買った

f:id:makino_k:20201121042022j:plain f:id:makino_k:20201121042031j:plain Bluetoothイヤホン壊れて以降CorsairのVirtuosoのヘッドホンしかなく、不便だったので買いました。
ノイキャンはすごいし外音取り込みもすごいし切り替えはBig SurとiOS/iPad OS 14でシームレスだし、無線充電で楽々だし、といいことずくめですね。いい買い物でした。
電車の音が丸ごと消えて揺れだけ伝わってくるの、割とビビります。
割といろんなタイミングで使ってます。家事してる時に使うのが一番楽しいかもしれない。
使い分けとして、メイン機はヘッドホン、iPhoneMacbook ProAirpods Pro、ファンレス機はBluetoothサウンドバー、iPadは本体スピーカーって感じです。

Fossil Q Venture HR買ってみた

f:id:makino_k:20201121042055j:plain f:id:makino_k:20201121042105j:plain スマートウォッチ欲しかったので買ってみました。
Amazonで16,000円で、ポイントが溜まってたので10,000円切りました。
メモリ512MBなので動作もっさりです。でも最新版gen5はサイズが44mmしかなく、自分には合わなさそうだったので、、、
色もサイズも可愛くて好きです。ローズゴールド系大好き。
モバイルSuica使ってないので、まぁこんなもんかという感じです。不便してないし、だからといってものすごく有効活用してるわけではないですが、服装的にiPhoneをカバンにしまってる時とか家事中とかパソコン使わないタイプの仕事中に通知に気づけるのはいいですね。
意外とダイヤルでAirpods Proの音量調節できるの重宝します。iPhone触らなくていいのはよい。
だいぶスマートウォッチの使い方がわかったので、Apple Watchが丸型出したらそっちに行ってもいいかなと。まぁなさそうですけど。

VRに手を出した

作品の要素としてVRを取り入れたので、手を出しました。
スタジオから初代Viveを借りて、フルトラで使ってみてました。面白いけどフルトラは狭い部屋で使うものではないですね。
Radeon VIIではVRChatが90fpsギリギリってとこでしょうか。6900XTだとどうなるんでしょうね。
最近スタジオがVive CosmosとOculus Questを導入してくれたので、OculusでMedium By Adobe試して作品作ってみて、Vive Cosmosで作品鑑賞に使えたらいいかなって感じです。

BMPCC 6KとS1Rをレンタルして使ってみた

f:id:makino_k:20201121042233j:plain f:id:makino_k:20201121042242j:plain 作品作るために借りました。
BMPCCの方はリグを組んでSamsung T5 1TBに保存、レンズは自前のEF100mm F2.8Lマクロ、S1RはレンタルのSIGMAの24-70 F2.8です。
BMPCCは昨年借りた時は全然使い方がわからなかったのですが、今年はちゃんと使いこなせました。
5.7K60P、Blackmagic RAW Q0、外部SSD保存で素材は30分ほどで500GB。今回はスタジオ撮影だったのでバッテリーは気にせず。
S1Rはとにかくデカいという印象でした。画素数と画質はかなりよく、色の出方もよかったです。でも暗所撮影にEVFは向いてないですね〜。今後のアップデートに期待ですかね。
そしてカラコレと編集でノイズが気になったので、NeatVideoというプラグインを買いました。これについてはまた別記事にしようかな。と。

Apple Scriptに手を出してみている

Automerterのプリセットライブラリじゃ物足りなくなってきたのでApple Scriptを勉強してます。
今更?という感じですが、macOSを弄れるのはこれくらいなので。いやコマンドラインでもいいんですけど、、、
やりたいこととしてはTime Machineでバックアップが取られたら自動で最古と最新だけ残してそれ以外のバックアップを他のHDDに移動させる、とか自動でEFIをマウントしてProper Treeでconfig.plistを開くところまで自動化する、とかその辺です。
自然言語に近いと割と勉強しやすくていいですね。 Prosessingは忘れたし、Arduinoはライブラリコピペ勢ですので。
ここからjsに手を出していきたい所存です。

とりあえずここまでにします。この部分別記事にしてほしい、等あったらコメントしてくださいな。

Keychron K1 JISを買った

やっときました

6月にCampfireでJIS版があるのを見つけ、25%オフで買いました。
JIS、フルサイズ、RGB、赤軸です。
9月発送予定のはずが、結局遅れに遅れ11月の頭に届きました。

ロープロメカニカル

Appleの有線キーボードとCougar Vanterを2年以上使ってた自分からすると、メカニカルキーボードはキーが深すぎて使いにくい印象でした。
ちなみに、わたしは今までノート(メンブレンMacbook Proの評価の悪い初代バタフライ)と上記のキーボードしか使ったことがなく、まともにデスクトップ用のストロークの深いメンブレンさえ使ったことがありません。 そこでロープロじゃないと打った感覚が違う、なおかつまっ平のキーじゃないと勝手が違う!と思い、そういう製品を探してました。
mac配列でフルサイズで上記のを満たしているのはこのKeychron K1しかありませんでした。
たまたまCampfireでJIS配列でクラファンやる!って書いてあって即飛びつき、しかも募集開始2日後とかに申し込めたので25%オフでした。
届いてからTwitterで調べたところ、在庫が足りず返金になった人もいたらしく、早めに申し込めてよかったな〜って思ってます。
次があったらTKLも欲しいところです。

中身

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こんな箱です。

f:id:makino_k:20201119231020j:plain f:id:makino_k:20201119231010j:plain

まずは袋に入っています。
付属品はUSB-A - USB-Cケーブル、キー抜き、Windows用キーキャップ、説明書です。

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中身。ちゃんとJISですね! そしてキーキャップはロープロでトップは真っ平らです。
なお、本体にはなぜか傾ける折りたたみの足とかついてないので、注意が必要です。

f:id:makino_k:20201119230926j:plain 光らせるとこうなります。
なんだかんだ結構光ります。
パターンも多く収録されていて、同じパターン内でも虹色だけでなく単色で光らせることもできます。

接続について

本体はUSB-C接続の充電兼有線モードとBluetooth、そしてmac配列とWin配列をそれぞれのスイッチで切り替えて使用できます。 Bluetoothは3台まで登録できます。
わたしはMacbook ProiPad Pro、imacpro1,1に登録しました。メイン機に常に有線でつないでおいて、OSによってスイッチで切り替えて使ってます。実家に帰る時にはMacbook Proとともに本体だけ持って帰って、Bluetoothで繋いでます。iPad Proは接続先が余ったから登録しただけです。普段はソフトウェアキーボード派なので。

キーとか軸の所感

まず、すべてのキーは軸一本です。 1幅のキーは保持金具がなく、キー内部のバネだけで保持されてるので割と触るだけでグラグラします。
2幅以上のキーは保持金具があるので大丈夫ですが、片側にしかないのでEnterキーとかデフォルトで傾きます。どうにかならなかったのか。
LEDは軸の奥側についてます。なので、光はその軸のキーとその上のキーの側面で反射する感じです。まぁ悪くはないかなと。
キーが黒いので、眩しくはないです。白いの出たら眩しいんだろうな〜でも綺麗だろうな〜という気持ちです。
普段はmac配列用のキーキャップをつけています。Winを使う時も変えず、そのまま使っています。altとcommandの位置が変わる程度なので問題はほぼないですね。

実際使ってみて

初のメカニカルで、ロープロから手を出したわたしからすると、まだ「キーストロークが深い!」という感覚です。
確かに打ちやすいのですが、底打ちしちゃうんですよね………
カニカルは撫でるように、底打ちしないように入力するものらしいですが、ピアノと同じように叩いて入力してしまいます。
日本語の文章入力に関して、隣のキーと同時に入力してしまうミスは結構あります。 これに関してはキーの入力ポイントがストロークの途中にあるからですね。底で入力判定されればミスは出ないんですけど。
WEBコーディングとスクリプト入力はコードの補完があるので全然ミスが気になりません。というよりやっぱりメカニカルは英語入力に向いています。
イラレやPremiere、Finderのショートカット入力に関して、左側のキーはゲームでも使うのでミスなくちゃんと入力できるし右側のキー使う時は必ず手元見るので余裕です。
PUBGとかゲームに使う分には全然よく、むしろ変な入力が減った気がします。
BMSはキーを打った後に隣のキーとの差が高すぎて、指が引っかかってスライド入力できません。あとWindowsキーが無効にできないのでよく誤入力しちゃってプレーの途中でやっちゃいます。死

要するに慣れろ

そういうことです。
mac用とwin用が有線で前後入れ替えて使ってた状況からキーボード一個で済むようになったのは良いです。
そしてバックライトがついたので、モニターでカラコレとか色校してる電気を消した部屋で使ってもキーが見えるのはありがたいです。
あとはもうタイピングしまくって慣れるしかないですね。届いてすぐよりミス減ってきたので、このまま使っていきます。

macOSが対応しているAMD GPU

あらまし

最近、新しい(と言っても出たの数年前の)Radeon Proの変態的なグラボを見つけることにハマっています。
そのたびに、macOSでサポートされてないのかな〜ってワクワクしてググるのですが、そんな情報転がってるわけがないんですよね。
そこで、macOSのドライバから使えるGPUをリストアップしちゃえばいい!ということになって、調べることにしました。
ちなみに、最近見つけた楽しいGPURadeon Pro DUO(Polaris)とRadeon Pro SSGです。対戦よろしくお願いします
eGPUやMacPro7,1などで使いたいGPUが対応しているのか調べる用途にどうぞ。

リストアップの手順

とりあえず、System/Library/Extensionsの中に入っているAMD〜Controllers.kextを見つけます。
この中身のinfo.plistをお好きなテキストエディタで開きます。
すると、0x◯◯◯◯1002という文字列が大量に並んでいますが、こいつがGPUのIDです。
0xは数値、1002はAMDのベンダーIDです。
ですので、実際のDevice IDはこの◯◯◯◯の部分になります。
この数値がどれを表しているのかは、DeviceHuntで探せます。

devicehunt.com

この作業を簡単に行ってくれるのが、Mac-amd-infoというPythonスクリプトです。

github.com

Pythonなので、ターミナルで開くだけで上記の作業を全部やってくれます。
どうやら、実際にS/L/Eに入っているkextを調べてくれるみたいです。
ですので、WindowsLinuxではこのスクリプトは動作しません。
便利ですが、kextごとに羅列されるので、見辛いですよね、、、

リスト作ってみた

docs.google.com

リストにまとめました。
10.15.6(19G73)のMacbookPro13,2でこのスクリプトを走らせた結果です。
念のため、DeviceHuntの最新版の表を入れておきました。
黄色がRX以降のGPUで、よく使われるだろうものをチェックしておきました。
フィルターなどを自由にかけてお探しください。
ちなみに、Radeon Pro Vega IIは画像検索でDevice IDが見つかったので表に入れましたが(66a3)、Vega II Duoは見つからなかったので念のため(?)にしておきました。

まとめ

さて、Radeon Pro SSGは表にいましたね。6862でした。つまりmacOS Catalinaでも対応してましたね!
Radeon Pro Duo(Polaris)の方はというと、表にはいませんでしたが、中身はWX7100(67C4)x2なので動く可能性もあります。

追記:2022/6/8

Navi関連がだいぶ追加されています。おそらくMontereyではこれ以上更新されないと思うのでリストアップしておきます(スプレッドシートも後程更新します) 3

AMDRadeonX6000.kext

  • pci device: 7310 - Navi 10 [Radeon Pro W5700X]
  • pci device: 7312 - Navi 10 [Radeon Pro W5700]
  • pci device: 7318 - unknown device
  • pci device: 7319 - unknown device
  • pci device: 731a - unknown device
  • pci device: 731b - unknown device
  • pci device: 731f - Navi 10 [RadeonRX 5600 OEM/5600 XT / 5700/5700 XT]
  • pci device: 7340 - Navi 14 [Radeon RX 5500/5500M / Pro 5500M]
  • pci device: 7341 - Navi 14 [Radeon Pro W5500]
  • pci device: 7343 - unknown device
  • pci device: 7347 - Navi 14 [Radeon Pro W5500M]
  • pci device: 734f - Navi 14 [Radeon Pro W5300M]
  • pci device: 7360 - Navi 12 [Radeon Pro 5600M/V520/BC-160]
  • pci device: 73a2 - Navi 21 Pro-XTA [Radeon Pro W6900X]
  • pci device: 73a3 - Navi 21 GL-XL [Radeon PRO W6800]
  • pci device: 73ab - Navi 21 Pro-XLA [Radeon Pro W6800X/Radeon Pro W6800X Duo]
  • pci device: 73bf - Navi 21 [Radeon RX 6800/6800 XT / 6900 XT]
  • pci device: 73e0 - Navi 23
  • pci device: 73e3 - Navi 23 WKS-XL [Radeon PRO W6600]
  • pci device: 73ff - Navi 23 [Radeon RX 6600/6600 XT/6600M]

液タブは絵を描く以外にも大きく役に立つ

液タブは超万能

液タブは絵を描くためによく使われますが、実はそれだけじゃありません。
当然、私も絵を描くために買ったわけで、最初に買ったCintiq Pro16で一番使ったソフトはクリスタなのですが、他のソフトでもかなり使えます。
今回は私がよく使うソフトで、液タブを使うと作業効率がかなり上がるソフトについて書きます。 Photoshopやクリスタなど、絵を描くソフトは除外しておきます。 10万の給付金でiPadにしようか液タブにしようか悩んでいる方に、液タブにするきっかけとなりますように。

Excel

いきなりですが、Excelです。 4Kの広大な解像度と、ペンによる直接選択はかなり効率が上がります。
4Kだとシートで見えるセルが増えるのはそうですが、そうなるとポインターが移動する距離が増えてしまうデメリットがあります。
それをペンによってダイレクトに触れるので、かなり早いです。 範囲選択の際も直感的に弄れ、さらには枠線などもペンでなぞるのも正確にできます。
マウスによる操作ではその精度の低さ故にいらない部分の選択も多く起こりがちですが、液タブなら一瞬で解決です。 Cintiqシリーズで使えるExpress Key Remoteなどを使えば、よく使うコマンドを1ボタンで起動できるので、キーボードに手を伸ばす回数も減らせますね。

ただし、マクロを組むなら普通にメインモニターとマウスを使うべきだと思います。

Adobe Illustrator

イラレもマウスや板タブで使う人が多いようですが、私は液タブ派です。
図形を引く際や配置、選択などはペンでガッ!っとやった方が圧倒的に楽です。
パスもなんだかんだで液タブで大丈夫です。
液タブをサブモニターにすると100%にした時に原寸表示されない問題はありますが、これはイラレが100%に合わせる基準がメインモニターなので、これは液タブだけでなく普通のモニターでも起こる案件ではあります。
液タブをメインモニターにするか、メインモニターにもウィンドウを追加しましょう。
こちらでもExpress Key Remoteがかなり役に立ちます。
グループ化や全体表示などを登録しておくと作業効率半端ないです。

Adobe Premiere Pro

ほとんどの人はマウスなのでしょうが、液タブだとカット編集が死ぬほど早いです。
シーケンスバーの移動も楽だし、ソース映像をシーケンスに置くのもダイレクトにできます。
カットしてから間を詰める、エフェクトを置くのだって早いです。
Premiereでは私はほとんどショートカットを使わないのはペンで直接押した方が早いからだったりもします。

Adobe Lightroom Classic &Camera RAW

露出などのバーをいじるのに使うのが便利です。
他にも、マウスだと割と面倒なレタッチや歪み補正、トリミングなども楽にできて重宝します。
Cintiq Proだと広色域なので色もちゃんと確認しながらできるのも高ポイントですね!

⑤Cinema 4D

視点移動や頂点移動、そして面張りやUV展開なども液タブが便利です。
ただし、うまく扱わないとその移動速度ゆえに変なところに置いてしまったりもします。
その他、スカルプトにもむいていて、Zbrushで使う人もいるみたいです。
3D系のソフトはショートカットを多様するので、Express Key Remoteでガンガン設定しましょう。
なお、Propen2のシリーズとしてPropen 3Dも存在します。
使い心地としてはちょっと細身、消しゴム部分がない、ボタンが3つなだけで、3Dでとにかく使いやすいというイメージはないです。

⑥DaVinci Resolve

これはほぼPremiereと同様です。
カラコレの際にカラーサークルをいじるのが楽でした。
LUTを選ぶ際も、プリをやってる気分になれてちょっと楽しいです。

他にもいろいろある

Adobe系でも、Auditionは波形選択が楽、XDはイラレと同様に図形生成やプロトタイプにいい、など……………… 実は液タブの見たまま選択できるのは相当早いです。
DAWソフトでも音を置くのに液タブは効果を発揮できると思いますし、CADも同様でしょう。
つまり、クリエイターは液タブで効率が爆上がりします。

逆に向いてないのは?

タイピングを多用するソフトは基本向いていません。
AdobeだとDreamweaver、その他だとArduinoやProcessing、Wordなど、十字キーでカーソル移動させるタイプのものはマウスとキーボードで大丈夫です。
その他、Media Encoderはマウスで大丈夫です。
AfterEffectは好みで分かれると思います。私はモーショングラフィックスをあまり作らないので、マウスが多いかもしれません。
あとはゲームですが、液タブでやる猛者はいないでしょう…………………いないよね? ソリティアとかチェスとか麻雀はやりやすいけど。

液タブを使おう!

液タブ歴3年の私ですが、もはや制作に必要不可欠というレベルまできてしまっています。
Express Key Remoteがあればタッチ機能が絶対必要には感じません。
それと、iPadも使っててかなり良いとは思いますが、iPadは絵を描く特化なので、汎用性は液タブです。絶対に。 Cintiq Proシリーズの4Kは本当に効率が上がります。でも、みんながみんなProまで買えるわけではないですよね。
今ではCintiqやOne by Wacomなど安価な製品も揃ってきています。テレワークをしているからこそ、液タブを使ってお仕事しましょう!

あと、買った以上はちゃんと使いこなしましょう!高いんだから!!!!!!!!!とにかく絵を描け!!!!!!!!!(自戒)

公開されているBIOSでCPUが対応してるか調べる

makinok.hatenablog.com

makinok.hatenablog.com

この2つの記事で書いたCPUIDとBIOSの関係ですが、公開されているBIOSがどのCPUIDに対応しているかを調べてリストアップしてくれるスクリプトを見つけました。
MC Extractorです。

github.com

ここからダウンロードできます。

MC Extractorの使い方

まずはMC Extractorをダウンロードします。
中に入っているMCE.pyをBuildします。 このスクリプトPythonです。 なのでとりあえずターミナルなりコマンドプロンプトを開きます。
Pythonが3.7.0以上じゃないと使えないので

python --version

を打ちこんでバージョンを確認しておきましょう。
うちのiMacPro1,1 Build(

makinok.hatenablog.com

)は2.7だったので即座にアップデートをかけました。なおmacの場合はbrewからインストールします。

brew.sh

ここからどうぞ。
そうしたら、Readme.mdのC. Download MC Extractorに書かれているとおり上から順番にコマンドを入れてコンパイルします。

出来上がったpycacheのフォルダの中のMCE.cpython-37.pycをpythonコマンドで走らせます。

するとこんな感じで起動します。

f:id:makino_k:20200405142909p:plain

あとはここに各マザボのサポートページからBIOSを落としてきます。そのファイルをここにドラッグ&ドロップすると一覧として表示してくれます。

実際に調べた

f:id:makino_k:20200405142923p:plain f:id:makino_k:20200405142916p:plain ひとまず前回の記事で挙げたASUS WS C621E SAGEとGIGABYTE C621-WD12の最新BIOSを放り込んでみました。
どちらもSkylake〜Cascade Lakeの50654〜50657をサポートしているようですが、面白いのはC621-WS12の方で、50653というCPUIDもサポートしています。
どうやらこれはXeon Platinum P-8124とP-8136というCPUに割り当てられていました。普通のPlatinumと違って頭にP-とついているのが特徴です。なおこれはAmazon AWSのカスタマイズモデルみたいです。
f:id:makino_k:20200405145906p:plain 次にSupermicro X11DAi-Nを入れてみました。
結果はWS C621E SAGEと同じような感じですが、Lastの欄が全てYesになっています。
この欄はMicrocode Updateが最新版だとYesになるみたいです。(BIOSのリリースノートに書いてある update cpu microcodeのことです)
f:id:makino_k:20200405145901p:plain ES版に対応している、と謳って公開されているWS C621E SAGEのBIOSを入れてみたところ、本当にES版に対応していました。
Ebayにたくさん転がっているSkylake-SPのESはたいてい50652です。

まとめ

BIOSガCPUIDに対応しているかどうかきちんと調べてから焼くことで、無駄な時間を減らせますね。 そしてやはり最新のマザボはSkylake-SPのESには対応してないみたいでした。ちゃんと探せばもしかしたらどこかには最新版でも残っているものがあるかもしれませんね。